研究内容
NTT社会情報研究所に所属する暗号理論の研究者です.暗号理論だけでなく情報セキュリティや理論計算機科学にも広く興味をもっています. 特に,機能を損なうことなくコンピュータプログラムを保護する方法,情報を漏洩することなく安全に計算を行う方法,効率的かつ用途が多岐にわたる暗号要素技術の設計を重点的に研究しています.より具体的な研究テーマは以下の通りです.
- プログラム難読化,プログラム電子透かし,およびプログラムコピー防止
- 関数型暗号
- 格子に基づく暗号
- 量子暗号
近況
- 2024年2月. 電子透かしに関する論文 が cryptology eprint archive で公開されました
- 2024年2月. 安全な鍵貸与に関する論文 が cryptology eprint archive で公開されました.
- 2024年12月. 2025 EIMS-KMS International Workshop on Cryptography の講演者に招待されました.
- 2024年12月. TCC 2025 のプログラム委員に招待されました.
- 2024年11月. 古典通信不可能暗号に関する論文 が arXiv で公開されました.
- 2024年10月. 消去可能秘密分散に関する論文 が cryptology eprint archive で公開されました.
略歴
- 2024年4月より東京工業大学(現 東京科学大学) 情報理工学院 特定教授 (客員)
- 2016年7月から2024年3月まで東京工業大学 情報理工学院 特定准教授 (客員)
- 2014年10月から2015年12月まで Northeastern 大学にて客員研究員(Daniel Wichs 助教と共同研究,肩書は当時)
- 2010円9月.博士(理学)を東京工業大学にて取得 (指導教員:田中 圭介 教授)
- 2007年4月.NTT 情報流通プラットフォーム研究所 (現 社会情報研究所)配属
- 2007年3月.修士(情報学)を京都大学 情報学研究科にて取得
- 2005年3月.学士(工学)を京都大学 情報学科にて取得